

「きものSalon」最新号【2018年春夏号】73ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は賀来千香子さんに締めて頂きました「唐襲、桜舞」です。 おび弘の唐襲(からがさね)は経糸は生立て、緯糸は濡緯(ぬれぬき)の糸を使用するためシャリ感がある帯に仕上がります。拡大写真をよく見ていただきますと四ツ花菱の透かし紋様が入っている事がおわかり頂けます。ま...


「美しいキモノ」最新号【2017年冬号】73ページ右下掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「経錦、吹き松」です。 以前にも経錦の帯をご紹介いたしましたが、一般的に「経錦」は3種類3色の経糸を使用しして柄を生成します。3種類3色ですから色数も少なく、また経錦が元々もつ特性により細かい柄を表現することが難しくなります。おび弘の「経錦」は経錦の柄を地...


「美しいキモノ」最新号【2017年冬号】73ページ左上掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「参内錦(さんないにしき)六通水仙」です。 この帯の葉は水仙の葉ですが、うっすらと雪がかぶっています。枝や葉に雪が積もっていることを「雪持ち」と呼び、歌舞伎や能の装束、江戸時代からの小袖の文様によく利用されてきました。また水仙は冬から春にかけて咲く花ですか...


「美しいキモノ」最新号【2017年冬号】108ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「綾錦、立涌華文(たてわくかもん)」です。 立涌とは波の線が向かい合い線対称に繰り返すことで表される文様です。「タテワキ」「タチワキ」とも呼ばれ、位の高い人の衣服や能装束にもよく用いられました。立涌の中に雲が入ると雲立涌文、桐が入ると桐立涌文と呼ばれるよう...


「美しいキモノ」2017冬最新号70ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「綴錦、六通有職横段」です。 平安時代以降に公家の装束や調度品に多く用いられた織物の総称を有職(ゆうそく)織物といいますがそこにつけられた紋様を有職紋様と呼びます。古典的かつ伝統的な格調が高いこの紋様は現代でも着物や帯の柄に広く使われます。正倉院紋様が日本...


「家庭画報」2018年2月最新号156~157ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は家庭画報様の特集“常盤貴子、美の頂点「辻が花」をまとう”にて常盤貴子さんに締めて頂きました「本袋絹式部、若松」です。 この帯はおび弘だけが織っている本袋の綴織りに若松の柄を大胆に配しています。若松紋は芽生えて間もない若い松を紋様化しており、新鮮で若々しいイ...


「婦人画報」2018年1月最新号160~161ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は貫地谷しほりさんに締めて頂きました「経錦、松四ツ菱」です。 経錦とは、おび弘でよく織られている綴れ織りの帯や緯錦の帯とは異なり、経糸によって地の紋様と柄が織りだされている帯となります。通常は異なった3色(おび弘では4色)の経糸を利用し、この3色が表面と裏に...

「美しいキモノ」2017冬最新号38ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「綴れ名古屋帯、細野マイセン」です。 マイセンはドイツのマイセン地方で生産される大変有名な磁器です。豪華にしてもろく、かつ非常に高価な磁器は東洋で生まれ、日々の生活に用いられただけでなく、優れた美術品として人々の目を楽しませてきました。ヨーロッパでも、東洋...

「美しいキモノ」2017秋最新号39ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「大和錦、截金亀甲」です。 截金(きりかね)とは飛鳥時代に日本に伝わってきた技法で、仏画や仏像に広く使われています。金箔、銀箔、現代ではプラチナ箔などを用いますが、細く直線状に切断し、それを筆などで貼り、紋様を表現します。...


「きものSalon」2017秋冬最新号079ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「本袋匠琳、玄武」です。 白と多色の銀を使用した大変美しい帯です。 柄はシンプルなデザインに見えますが、ちゃんと意味が込められています。 「玄武」ですので当然亀をモチーフにしており、甲羅と、そこから放射状に伸びる糸が見て取れます。この糸、実は藻なんです。日...