これでわかる!吉祥紋様解説第4回「菊」(帯写真あり)
「吉祥紋様とは良い兆候、おめでたいしるしという意味を表した文様の総称です。」 菊は中国では仙花と呼ばれ、薬の力を持つ花とされており、日本には奈良時代の終わりから平安時代にかけて渡来したと推定されます。というのも数多くの植物について詠んだ、奈良時代に成立した万葉集の中に1つと...
「美しいキモノ」2017秋最新号39ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「大和錦、截金亀甲」です。 截金(きりかね)とは飛鳥時代に日本に伝わってきた技法で、仏画や仏像に広く使われています。金箔、銀箔、現代ではプラチナ箔などを用いますが、細く直線状に切断し、それを筆などで貼り、紋様を表現します。...
これでわかる!吉祥紋様解説第3回「蜻蛉(とんぼ)」(帯写真あり)
「吉祥紋様とは良い兆候、おめでたいしるしという意味を表した文様の総称です。」 トンボは日本画家に好まれ、菖蒲(しょうぶ)の枝に留めて「勝負に勝つ」「勝負につく」といわれ「勝ち虫」と呼ばれています。 また前進あるのみ、決して退かないところから「不退転」の精神を表すため武家社会...