

「きものSalon」最新号【2018年春夏号】53ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は知花くららさんに締めて頂きました「唐襲、メダリオン」です。 唐襲(からがさね)は濡緯(緯糸を濡らした糸)の糸を使用します。 糸を濡らすことにより、絹の持つセリシンという物質が表面に出て、反発感のある地合いを生み出します。そのため、シワになりにくく、シャリ感のある仕上がりとなります。 柄は唐織で織ることにより写真のように立体感のある帯になります。 帯名のメダリオンとはもちろんペルシャ絨毯からのもので最も代表的で有名な柄と言えるでしょう。中心部に大きい模様があり、四隅に額のように柄があるのが特徴です。 #雑誌掲載帯


「きものSalon」最新号【2018年春夏号】26ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「羅綾、正倉由」です。 羅綾(らりょう)は本来、盛夏の帯である羅の帯に、箔を引いたおび弘だけにしか織ることができない帯です。 羅織りの帯は基本的に機械織りでは織ることができず、さらに羅綾は箔を引くことから大変高い技術を駆使した手織りならではの帯といえます。 柄は正倉院宝物の1つである「浅緑地鹿唐花文錦大幡脚端飾(あさみどりじしかからはなもんにしきのだいばんのきゃくたんかざり)」をモチーフにしたものです。 単衣、袷を問わず、3シーズン楽しめる袋帯です。 #雑誌掲載帯