

「きものSalon」最新号【2018-19年秋冬号】表紙掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は、後藤久美子さんに締めて頂きました「箔紋袋帯_蜀七宝」です。 蜀七宝という帯の名前は蜀江文様と七宝文様を組み合わせた造語です。 蜀江文様は中国から伝わった蜀江錦に織り表現されている文様全般を指します。 大きな特徴は八角形と四角形の組み合わせで、その中にさら...


「美しいキモノ」【2018年夏号】81ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「本袋絽綴帯_白波」です。 複数の夏帯をご紹介してまいりましたが、いよいよこちらが今夏最後の1本となります。 これまでに何度もご紹介させて頂きましたように、本袋の絽綴の帯を日本で唯一織ることができる弊社ですが、こちらもその1本です。...


「美しいキモノ」最新号【2018年夏号】99ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「絽綴名古屋_横段トンボ」です。 ほとんどの絽綴の帯が海外生産になる中、おび弘では国内で手織りしています。 組織の拡大写真をご覧頂くとおわかり頂けますが白い色の部分は縦糸で絽を形成し、 それ以外の部分はベリー色の地を含めてすべて綴織りで織られています。...


「家庭画報」最新号【2018年8月号】166ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は知花くららさんに締めて頂きました 「絽綴袋帯、流水」です。 日本で唯一、本袋絽綴の帯を織ることができるおび弘ですが(おび弘調べ) 今回もやはり刺繍を施すために後で縫い合わせる縫い袋の帯となります。 白無地の絽綴の生地を藍色に後染めし、抜染にて流水取りで色を...


「家庭画報」最新号【2018年8月号】157ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は知花くららさんに締めて頂きました 「くし袋帯、唐花に孔雀と鳳凰」です。 おび弘ではくし織りでも本袋の帯を織ることができますが今回の帯も前回ご紹介したものと同様に刺繍を施すため、あえて表と裏を分け、後で縫い合わせる縫い袋帯となります。...


「家庭画報」最新号【2018年8月号】156ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は知花くららさんに締めて頂きました 「絽綴袋帯、撫子に棒霞(なでしこにぼうかすみ)」です。 絽綴の帯を国内で織っている機屋は今ではおび弘を含めてわずか2~3社となってしまいました。おび弘はその中でも本袋絽綴の帯を唯一織っていますが今回の帯は、刺繍を施すため、...


「美しいキモノ」最新号【2018年夏号】121ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「櫛織、羊歯(しだ)の縞」です。 おび弘の櫛織の帯は、緯糸を濡らしながら(濡緯)手織りしています。そのことにより張りがあり、しっかりとした生地感になります。櫛織ですから緯糸を打ち込む際に筬(おさ)の代わりに櫛を使用します。そうすると独特の波を打ったような織...


「美しいキモノ」最新号【2018年夏号】48ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「本袋絽綴、ワープ枝」です。 本袋の帯はこれまでに何度かご説明しているように、織り上げた後に表と裏の両端を縫い合わせる縫い袋帯ではなく、最初から袋状に織る帯です。縫い袋帯と区別するために「本袋」と呼ばれるようになりました。大変難しい技術と手間が必要で現在生...


「きものSalon」最新号【2018年春夏号】53ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は知花くららさんに締めて頂きました「唐襲、メダリオン」です。 唐襲(からがさね)は濡緯(緯糸を濡らした糸)の糸を使用します。 糸を濡らすことにより、絹の持つセリシンという物質が表面に出て、反発感のある地合いを生み出します。そのため、シワになりにくく、シャリ感...


「きものSalon」最新号【2018年春夏号】26ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「羅綾、正倉由」です。 羅綾(らりょう)は本来、盛夏の帯である羅の帯に、箔を引いたおび弘だけにしか織ることができない帯です。 羅織りの帯は基本的に機械織りでは織ることができず、さらに羅綾は箔を引くことから大変高い技術を駆使した手織りならではの帯といえます。...