綴れ名古屋帯 ウサギとカメ
今年の中秋の名月は明後日の10月4日です。実際に満月になるのは10月6日のようですが、綺麗な月を眺める事ができる日として昔から日本人の生活に根付いています。 松尾芭蕉は月の俳句を好み、多くの句を残したことで知られています。一番有名なのはやはり...
箔紋袋帯 綾錦 菊垣
立秋とは名ばかりの暑さが続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 今年の立秋は8月7日からで、この日からお便りを出す場合、暑中見舞いではなく、残暑見舞いになります。あまりの暑さに「立秋の声を聞いて、幾分しのぎやすくなって参りました」のような文例ではなく、冒頭のような切り...
絽綴れ名古屋帯 ペンギン
今日は七夕です。 今から1200年前にまとめられた万葉集には多くの七夕の歌が残されています。 万葉集の第10巻に柿本人麻呂の歌とされる 「天の川 楫(かぢ)の音聞こゆ 彦星(ひこぼし)と織女(たなばたつめ)と 今夜会うらしも」...
麻織物名古屋帯 吉野格子 紫
白糸の部分をたてよこ共に麻糸を使用した 夏の名古屋帯です。 格子の部分には数種類の組織を用いて 奥行きのある立体感を表現しています。 絹糸に比べて麻糸は切れやすい為 それぞれの組織がとても織りづらく 織手泣かせの逸品です。 #新着帯情報
羅袋帯 ひまわり
羅織(※1)の一種である籠羅と網羅(※2)を組み合わせ大小2つの違う組織でひまわり地紋を作り その上に唐織で花を、綴じ糸で葉を表現した織物です。 織り方を変えることにより白銀の配色でありながら奥行きのある立体感と涼感をかもしだしています。...
絽綴れ袋帯 七宝
こちらの帯は本袋と呼ばれる袋帯となります。 袋帯とは本来製織時から袋状に織るため表の柄を 確認しながら織る事が大変難しくなっています。 織手に高度な技術を要するため近年では表地、裏地を別に織り、後からかがるように縫い合わせた縫い袋帯がほとんどとなっています。...
絽綴れ名古屋帯
古くから西陣で織られている、夏物の織り方で綴れと綴れの間にもじり(※1)をいれて隙間を開けた織組織です。 段の面は綴れの面と紗(※2)織の2つの組織で構成されその上の文様は夏らしく絽(※3)で流水を 表現しすっきりと横段にとったデザインとなっています。...
くし織名古屋帯
経糸と緯糸を規則正しくならべず、たわわかな風合いを出す為、くしで緯糸をたぐり寄せる織り方です。 経糸に紬を使うことによって、立体的な素材が出来上がります。 そこに、シンプルな唐草文様を配置することで、お着物を選ばない柄いきながら、一味違った織の風合いを魅せる事ができるシン...