「きものSalon」2017秋冬最新号017ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「綴錦、五穀」です。
一番の特徴は漆(うるし)箔を使用している事でしょう。
茶色い地色は漆箔によるものです。
漆を染みこませた幅が僅か数ミリほどの紙を丁寧に手で織り込んでいます。
柄名の「五穀」は米、麦、豆、粟、稗の五穀豊穣をイメージしており秋にぴったりの帯といえます。
一見するとただの大きい五弁の花のように見えますが拡大画像をご覧ください。
それぞれの弁を五穀の穂と葉で表現しています。
よく観察すると秘密やこだわりを色々と発見できるのもおび弘の帯の面白い所です。
「綴錦、五穀」の拡大画像