秋の帯のご紹介「本袋 漉綾 くし寒露」「水底を水の流るる寒露かな」 これは2003年に亡くなられた俳人、草間時彦さんの句です。 「寒露の時期にサラサラと流れる澄み切った川を見ると川底まで見え、そこの流れまでわかってしまう。」 川の透き通る様子と秋の透明感を結び付けて詠まれたと推測されます。...