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January 25, 2018

今回ご紹介する帯は「綾錦、立涌華文(たてわくかもん)」です。

立涌とは波の線が向かい合い線対称に繰り返すことで表される文様です。「タテワキ」「タチワキ」とも呼ばれ、位の高い人の衣服や能装束にもよく用いられました。立涌の中に雲が入ると雲立涌文、桐が入ると桐立涌文と呼ばれるように様々なバリエーションも存在します。今回は立涌の中に華文が入っているので立涌華文というわけです。

華文は具体的な花ではなく抽象化した花を丸く文様化したもので、そのような形をしたもの全般をいいます。古くより織物や染め物に用いられており、現代でも風格のある文様としてフォー...

January 21, 2018

力士の締め込み(まわし)を織っているのは日本で3社だけですが手織りしているのはおび弘だけです。締め込みの経糸(たていと)の数は15,000本の糸が羽二重になっていて3万本あります。通常の帯は多くても4000本ほど。ただし帯は締め込みとは違い、複雑な柄や組織があるため、より繊細で丁寧な技術が求められます。逆に締め込みは無地のため柄を作り出す技術は不必要ですが、帯に比べて機の横幅が3倍ほど長く大きくなるので、緯糸(ぬきいと)を杼で通す力加減が大変難しく、また框(かまち)で打ち込む際、2段階の動作を求められ1回目は程よく、2回目を力強くと...

January 16, 2018

今回ご紹介する帯は「綴錦、六通有職横段」です。

平安時代以降に公家の装束や調度品に多く用いられた織物の総称を有職(ゆうそく)織物といいますがそこにつけられた紋様を有職紋様と呼びます。古典的かつ伝統的な格調が高いこの紋様は現代でも着物や帯の柄に広く使われます。正倉院紋様が日本の風土に合うように和様化したものでもあります。幾何学紋様を繰り返すように図案化されているため季節感なく用いることができ、年間を通じて利用できる古典柄といえるでしょう。代表的なものだけでも「七宝紋」「立涌紋」「亀甲紋」「菱紋」「小葵紋」など沢山あります。

この帯の一番の...

January 10, 2018

今回ご紹介する帯は家庭画報様の特集“常盤貴子、美の頂点「辻が花」をまとう”にて常盤貴子さんに締めて頂きました「本袋絹式部、若松」です。

この帯はおび弘だけが織っている本袋の綴織りに若松の柄を大胆に配しています。若松紋は芽生えて間もない若い松を紋様化しており、新鮮で若々しいイメージを持たせます。新春はもちろん、様々な祝儀にふさわしい柄といえます。

松の紋様は「老松」「光琳松」「唐松」「笠松」など多岐にわたり、松葉を利用した「松葉紋」、「若松菱」、「松葉散らし」などを含めると膨大な数となります。松は日本の景観を構成するうえにおいて、もっとも...

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