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「家庭画報」最新号【2018年8月号】156ページ掲載帯のご紹介

今回ご紹介する帯は知花くららさんに締めて頂きました 「絽綴袋帯、撫子に棒霞(なでしこにぼうかすみ)」です。

絽綴の帯を国内で織っている機屋は今ではおび弘を含めてわずか2~3社となってしまいました。おび弘はその中でも本袋絽綴の帯を唯一織っていますが今回の帯は、刺繍を施すため、最初から袋状である本袋では不可能です。そのため、表と裏を後で縫い合わせる縫い袋帯となります。

刺繍を施す前にこの帯はまず地色である小豆色に染められます。染め方は生地全体を染液に浸す炊き染めとは異なり、刷毛を使って染める引き染めとなります。その後、抜染(酸化剤などで抜色し、模様をあらわす技法です)により棒霞を描きます。そうしてからいよいよ手刺繍により撫子を刺繍するわけです。織物の帯や染めの帯も素晴らしいですが刺繍の帯もまた違った良さを持っています。

帯に関するご質問がありましたらお気軽にメールにてお問い合わせください。

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