「美しいキモノ」最新号【2018年夏号】121ページ掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「櫛織、羊歯(しだ)の縞」です。
おび弘の櫛織の帯は、緯糸を濡らしながら(濡緯)手織りしています。そのことにより張りがあり、しっかりとした生地感になります。櫛織ですから緯糸を打ち込む際に筬(おさ)の代わりに櫛を使用します。そうすると独特の波を打ったような織り目に仕上がります。その影響で透け感があり、軽く締めやすくなります。柄名に羊歯(しだ)とあるようによく見ると(画像では確認できないほどです)羊歯の地紋様の組織が存在しています。本誌にご紹介していただいておりますように大変シンプルで使いやすい縦縞柄の帯です。
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