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「美しいキモノ」最新号【2018年夏号】48ページ掲載帯のご紹介

今回ご紹介する帯は「本袋絽綴、ワープ枝」です。

本袋の帯はこれまでに何度かご説明しているように、織り上げた後に表と裏の両端を縫い合わせる縫い袋帯ではなく、最初から袋状に織る帯です。縫い袋帯と区別するために「本袋」と呼ばれるようになりました。大変難しい技術と手間が必要で現在生産される袋帯全体の中でわずか2~3%といわれています。

本袋帯は両端の縫い代がないために、縫い袋帯に比べて薄くて軽くしなやかな帯となり、締め心地もよくなります。

数少ない本袋の帯ではありますが生産されるほとんどがシンプルな織り方である錦織りで織られたものです。おび弘の帯の中にも、もちろん錦織りの本袋帯もありますが今回の本袋帯は「絽」「綴」「紗」と3種の組織が混在した大変複雑なものです。

現在、本袋の絽綴れの帯を織ることができるおび弘以外の機屋を確認することができないため、日本でおび弘だけが織ることができる帯といえます。(当社調べ)

柄は名前の通りワープをイメージしたシンプルながらも斬新なものです。

今回の帯は盛夏に締めて頂く帯のため時期も限られる上に、本誌でご紹介頂いたように帯だけで装いの主役になれる力を持つ、大変贅沢で他にはない逸品帯となります。

帯に関するご質問がありましたらお気軽にメールでお問い合わせください。

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