「美しいキモノ」最新号【2017年冬号】73ページ左上掲載帯のご紹介
今回ご紹介する帯は「参内錦(さんないにしき)六通水仙」です。
この帯の葉は水仙の葉ですが、うっすらと雪がかぶっています。枝や葉に雪が積もっていることを「雪持ち」と呼び、歌舞伎や能の装束、江戸時代からの小袖の文様によく利用されてきました。また水仙は冬から春にかけて咲く花ですからこの時期、締めて頂くのにぴったりの帯といえます。
この帯は経糸を三色利用しているのも大きな特徴の一つです。画像をご覧になるとわかりますように「うぐいすいろ」「あさぎいろ」「シェルピンク」の三色の経糸をご確認頂けます。この地の経3色、鹿の子、唐織りした小花、水仙をうまく調和させて表現した帯です。
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